1月 03日 マイルス・デイビスがとある若いピアニストをバンドに参加させたことは、数多くのファンを驚愕させ、失望させた。 Posted at 19:56 in default Share マイルス・デイビスがとある若いピアニストをバンドに参加させたことは、数多くのファンを驚愕させ、失望させた。なぜなら、その若きピアニスト、ビル・エバンスが白人だったからだ。1958年当時のアメリカ社会では、人種差別が色濃く残っていた。マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が「I have a dream」を演説したのは1963年のことだ。虐げられた人々は彼等の誇りであるブラックミュージックのバンドに白人がいることが許せなかった。ファンは言った。「お前は黒人の魂を売ったのか」と。 Read More
12月 27日 音楽は魔法なんだと僕は思う Posted at 12:33 in default Share 僕は音楽を愛している。 音楽は季節に彩を与え、情景を豊かにし、人を幸せな気持ちにさせ、時に悲しみから救ってくれる。 Read More
12月 24日 ミダス王の犯した過ち Posted at 09:32 in default Share ギリシャ神話に登場するプリュギアのミダス王は、ロバの耳を持つことで有名だ。音楽対決における太陽神アポロン(オリンポスの神の上層部)の勝利に対し、周到な根回しも忖度もなしで堂々と異議を唱えたため、烈火の如く激怒された挙句、耳をロバの耳にされてしまったのだ。 Read More
12月 14日 なれなかった自分 Posted at 11:59 in default Share 僕は時々「なれなかった自分」について考えることがある。昔、自分が思い描いたような大人には残念ながらなれそうにない。 Read More
8月 11日 悪魔の取引で失ったものは Posted at 14:48 in default Share ファウストに限らず、あらゆる取引は全て悪魔の取引だ。それがどれほど小さい取引で、どれほどその影響を意識したかに関わらず、結果として得るものと失うものは、全て自分で背負わなければならない。音楽についてもそうだ。 Read More
7月 15日 僕は若いシンガーソングライターのラブソングを聴くことができなくなった Posted at 18:57 in default Share いつからだろう。僕は若いシンガーソングライターのラブソングを聴くことができなくなった 。聴いていて、どうしても恥ずかしくなってしまうのだ。 Read More
6月 29日 曖昧さとは、解決あるいは回避すべき対象では必ずしもなく、一つの美徳として存在する事もある Posted at 11:45 in default Share 現実的には全ての物事を二元論に還元する事は難しい。それが故に生じる曖昧さは、時に人を惑わせるが、同時に安心感を与える落とし所も提供する。形ある物体に裏と表を定義できるように、曖昧さとは、人々に妥協と調和を同時に与えるのだ。 Read More
5月 18日 壁の絵は僕らを見ている。 Posted at 20:01 in default Share epulor のアートギャラリーでは、現在、目をテーマにした絵が飾られている。 Read More
5月 02日 飲み物のもつ雰囲気とコーヒーが放つ残像性について Posted at 16:17 in default Share それぞれの飲み物には、それぞれのキャラクターがあり、それがそこにあるだけで、その場面にほんの少しだけ特別な彩りを与える事がある。 Read More
4月 25日 酒にまつわる1つの謎について Posted at 21:59 in default Share 世界はあまりに多くの謎に満ちていて、それらの1つ1つと向き合い、考えつづける事は不可能だ。 Read More