ダブリナーズという小説がある。ユリシーズで有名なジェイムズジョイスによる短編集だ。1882年生まれのジョイスが、この短編集を1914年に正式に発表されるまでに10年近くを要したというのだから、初版を書き終えたのは20代前半ということになる。当時のアイルランド社会というか世相についての分析をストーリーテラーとして巧みに構成する技量を、その若さで持っていたという事でも、やはり歴史に残る卓越した作家というのがよくわかる。

ソムリエ界隈の閉ざされた世界おいて、ドイツのピノノアールはピノノワールと説明してはカッコ悪いという、不思議な常識が成り立っている。ドイツのピノノワールはシュペートブルグンダーと説明しなくてはいけない。所謂、ピノノワールだと後から回り道で説明する必要があったとしても、シュペートブルグンダーと声に出して言わなくてはいけないのだ。

「チャーリーとチョコレート工場」という映画を見たことはありますでしょうか?ロアルド・ダールが1964年に発表したイギリスの児童小説「チョコレート工場の秘密」をベースにティム・バートンが監督、ジョニー・デップが出演した2005年発表の作品です。この映画にはいくつかの狂気的ともいえる裏話があります。

山路を登りながら、こう考えた。 智に働けば角かどが立つ。情に棹させば流される。意地をとおせば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
夏目漱石『草枕』の有名な冒頭部分の文章だ。ほれぼれするほど美しい。同じ趣旨の内容を考える人がいたとしても、このように美しい文章で表現することは難しい。真に優れた作家は、そのストーリーもさることながら、表現する美しい文章を綴るものとしても、優れた表現者なのだ。

epulorがBRUTUSのレコードバー特集に掲載されました。epulorの本棚にも置いてありますが、BRUTUSは最もかっこいい雑誌の一つだと思っているので、このように掲載いただくのはとても光栄ですし、嬉しい話です。epulor以外にも、僕の知っているかっこいい店や、面白そうなお店の話も書かれていますので、音楽がお好きな方はぜひ御覧ください。

レコーディングは音の弾性波による振動を捉え、磁石をコイルに通過させる事により、電気信号に変えてから、それを磁気に読み取らせる、というプロセスになっている。物理が得意で、フレミングの左手の法則を知っている人なら、なんとなく理解できるかもしれない。スピーカーの原理はちょうどその逆だ。