人々の心の闇をイメージしたブラックチーズケーキ

オンライン飲み会を終えスマホの退席ボタンを押すと、僕は冷蔵庫の中から缶ビールをもう一本持ち出し、一人おもむろに飲み始めた。

 

ブラックチーズケーキ

そのときの世の中は暗いニュースと恐怖で支配されつつあり、考えの違いは軋轢を生み、それはいとも簡単にお互いの感情に火をつけ、枯れた冬の草原のようにあれよあれよというまに炎上した。

ネットでは、「自分は正しくてあなたは間違っている、したがってあなたは私の言うことを正しく理解し、行動を改めるべきだ。わかったか、バーカ、バーカ。」という論調で溢れかえっており、それは僕を辟易させた。

一方、顔の見えるオンライン飲み会においては、そんな心の闇を隠すようにして、お互いの取るに足らない近況報告に終止し、ナイーブな議論になりそうものなら、無意識的初期消火がグループに発動し、本音はスマホの画面の外に追いやられた。率直に言って、それもまた僕を辟易させた。

これ以上の暗いニュースはもうまっぴらだったが、それでも明るい明日を探して前を向こうとも思えなかった。それを堕落と言われようと、僕は一人暗く闇に沈んで行くに任せるのがいいのだと思った。かつて坂口安吾が堕落論でそう諭していたように。

どうせ、誰かと会うことを奨励されないのなら、一人、ロシア文学でも読みながら、ブライアン・イーノあたりのとびきり暗いアンビエントのレコードを聴き、深煎りのコーヒーを飲むのがいいのだ。そのときの食べ物は、ブラックチーズケーキがふさわしい。カラマーゾフの兄弟のイワンが陰鬱な妄想をしているとき、おそらくこんな食べ物を食べていたに違いない。

epulorのブラックチーズケーキは、人々の心の闇をイメージしたものです。あなたが心に闇を抱え、暗い気持ちになり、より深淵に近づきたくなったときにおすすめです。。

「深淵を覗くとき、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」フリードリヒ・ニーチェ

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